大正時代

大正2年
(1913年)
  • ・伏見醸友会 創立(会員6名)
  • ・腐造、火落ちの救済と予防に力を傾注する。

昭和時代

昭和3年
(1928年)
  • ・伏見地区地下水の大規模調査を実施(この成果によって奈良電・桃山丘陵地下鉄計画を高架式へ変更)
  • ・唎酒研究会を頻繁に開催、伏見酒の品質向上と技術のレベルアップに努める。
  • ・この頃、来伏した江田鎌次郎、副島昌などの技官による指導もその後の伏見の醸造法に大きな影響を与える。
伏見公園(道路右)、京都都市営桃陵団地(左)方面
近鉄(当時の奈良電鉄)高架下から、陸軍施設のあった伏見公園(道路右)、京都都市営桃陵団地(左)方面を望む。 地下鉄を阻止し、伏見の地下水は危機を脱した。
昭和21年
(1946年)
会の組織を改革(会員18名)
昭和27年
(1952年)
会則の改訂、再度の機構改革(会員40名)
昭和29年
(1954年)
  • ・研究委員会(委員11名)
  • ・第一回醸造実態調査を実施。その後数年毎に調査。
昭和30年
(1955年)
「伏見醸友会誌」の創刊(会員60名)
昭和33年
(1958年)
〔会誌第2号〕発刊
昭和35年
(1960年)
  • ・「伏見地区・地下水調査研究会」を伏見酒造組合に設置
  • ・伏見地区地下水の大規模調査の開始
  • ・酒米貯蔵研究の開始
  • ・〔会誌第3号〕発刊
昭和36年
(1961年)
  • ・「地下水保存委員会」を伏見醸友会に設置
  • ・「地下水調査研究報告」〔会誌第4号〕発刊
  • ・伏見で業界初の本格的四季醸造工場完成
伏見地区・地下水調査報告(1)
伏見地区地下水調査研究会による『伏見地区・地下水調査報告(1)』(1961年)。都市化による地下水の変動を懸念し、京都学芸大学(現・京都教育大学)助教授・川端博氏を中心として、大規模な調査を行った。
昭和37年
(1962年)
  • ・「酒造米研究報告」〔会誌第5号〕発刊
  • ・伏見で酵母仕込みの実用化に成功
昭和39年
(1964年)
「近畿圏の既成都市地域における工場等の制限に関する法律」に対処するため、伏見地区の地下水を夏季・冬季に分けて一斉に調査・分析を行った。
その結果、清酒製造業は『適用除外業種』の指定を受けた(伏見醸友会誌第7号参照)。
昭和40年
(1965年)
特別研究テーマ「発酵経過と酒質」〔会誌第6号〕発刊
昭和41年
(1966年)
「醸造環境調査報告」〔会誌第7号〕発刊
昭和42年
(1967年)
「伏見醸友会55年誌」〔会誌第8号〕発刊
昭和47年
(1972年)
47BY伏見の酒造状況調査実施(以後5年ごとに実施)
昭和51年
(1976年)
酒米研究委員会の発足、現在研究継続中(会員80名)
昭和52年
(1977年)
  • ・伏見地下水保存委員会の発足、現在研究継続中
  • ・52BY伏見の酒造状況調査実施
昭和54年
(1979年)
京都市に対し「伏見地区の建設に対する地下水保存のための特別措置」を要望し、受理される。
昭和55年
(1980年)
「伏見酒(I)」〔会誌第9号〕発刊
昭和56年
(1981年)
伏見地下水研究委員会の発足、現在研究継続中
昭和58年
(1983年)
創立70周年記念「酒造技術シンポジウム」開催、内容を〔会誌第10号〕として発刊
昭和63年
(1988年)
  • ・創立75周年記念「日本酒シンポジウム」開催、内容を〔会誌第11号〕として発刊
  • ・62BY伏見の酒造状況調査書〔会誌別冊〕発刊
  • ・伏見酒の原料米解析〔会誌別冊〕発刊

平成時代

平成5年
(1993年)
  • ・創立80周年記念技術講演会「日本酒の技術と文化」を開催、内容を〔会誌第12号〕として発刊
  • ・平成4BY伏見の酒造状況調査書〔会誌別冊〕発刊
平成10年
(1998年)
創立85周年記念講演会「日本酒の21世紀に向けての展望」開催、内容を〔会誌第13号〕として発刊
平成11年
(1999年)
平成9BY伏見の酒造状況調査書〔会誌別冊〕発刊
平成15年
(2003年)
  • ・創立90周年 酒造技術講演会「21世紀の日本酒」開催、内容を〔会誌第14号〕として発刊
  • ・平成14BY伏見の酒造状況調査書〔会誌別冊〕発刊
平成16年
(2004年)
京都市産業技術研究所が酵母「京の琴」を開発・分譲開始
平成18年
(2006年)
  • ・杜氏組合に代わって、きき酒研究会を伏見酒造組合にて実施
  • ・日本醸造協会が協会酵母K-1801の分譲開始
平成19年
(2007年)
  • ・大手筋幹線公共下水道工事について地下水保存委員会より工法等について要望
  • ・京都市産業技術研究所が酵母「京の華」を開発・分譲開始
平成20年
(2008年)
  • ・創立95周年記念講演会「次世代の日本酒への期待」開催、内容を〔会誌第15号〕として発刊
  • ・平成19BY伏見の酒造状況調査書〔会誌別冊〕発刊
  • ・吟醸酒研究会が有志によって設立
平成21年
(2009年)
  • ・関西大学楠見教授による地下水保全に関する研究調査報告会開始、現在も毎年開催継続中
平成25年
(2013年)
  • ・京都市による、京都市清酒の普及の促進に関する条例(「日本酒で乾杯条例」)制定
  • ・「京の輝き」京都府奨励品種
  • ・平成24BY伏見の酒造状況調査書〔会誌別冊〕発刊
  • ・創立100周年を迎える「水を守る 米を育てる 技を究める」 伏見酒造組合100周年
  • ・地下水委員会を地下水保存委員会に統合
平成26年
(2014年)
  • ・京都市産業技術研究所が酵母「京の咲(さく)」を開発・分譲開始
  • ・「京の輝き」品種登録
  • ・技術委員会発足
  • ・第1回蔵人忘年会開催
平成27年
(2015年)
  • ・「日本酒まつり」を利用した啓蒙活動
  • ・第1回伏見酒造研究会を開催、各蔵における改善発表や外部講師による講演を実施(外部講師:香住鶴 松本杜氏)、蔵人BBQによる懇親会を開催
平成28年
(2016年)
  • ・新潟県酒造技術研究所発表会への参加。相互に交流を開始
  • ・伏見酒造組合(主体は伏見醸友会酒米研究委員会)と大阪ガスで吸水による酒米の外観変化を画像認識する技術を開発したことを共同記者発表
  • ・第2回伏見酒造研究会を開催(外部講師:黒龍 畑山杜氏)
  • ・第1回酒造技術セミナー開催
平成29年
(2017年)
  • ・第3回伏見酒造研究会を開催(外部講師:吉村秀雄商店 藤田杜氏)
  • ・京都市産業技術研究所が酵母「京の珀(はく)」を開発・分譲開始
  • ・蔵人忘年会の開催
平成30年
(2018年)
  • ・高知県酒蔵視察研究会を実施
  • ・第4回伏見酒造研究会を開催(外部講師:清水清三郎商店 内山杜氏)

令和時代

令和元年
(平成31年・2019年)
  • ・伏見ガールズ第1回・第2回例会開催(情報交換)
  • ・技術研究委員会が外部企業と合同で燗酒研究会を開催
  • ・岡山県酒蔵視察研修会を実施
  • ・第5回伏見酒造研究会を開催(外部講師:広島杜氏組合 石川杜氏)
  • ・酒蔵研究会と合同で伏見の水巡りツアーを実施
  • ・蔵人忘年会の開催
令和2年
(2020年)
  • ・新型コロナウイルス(covid-19)感染拡大による緊急事態宣言発出。酒類提供の制限や催し物の開催制限などで酒造業も大きな打撃を受け、当会活動も自粛へ
  • ・福島県酒蔵視察研修会を新型コロナウイルスの蔓延による急遽中止
  • ・春の臨時総会は書面開催、秋の総会はオンライン開催で実施
  • ・平成29BY伏見の酒蔵状況調査書〔会誌別冊〕発刊
  • ・恒例の夏季伏見酒造研究会の開催を新型コロナ感染拡大により中止
  • ・夏季の酒造セミナーでは日本酒造組合中央会の宇都宮理事によるHACCPに沿った衛生管理の講演をオンラインで開催
  • ・酒税改正
  • ・年末の蔵人座談会(蔵人忘年会)をオンラインで開催
  • ・京都市産業技術研究所が酵母「京の恋」を開発・分譲開始
令和3年
(2021年)
  • ・伏見酒ガールズ第3回例会をオンラインにて開催
  • ・第6回伏見酒造研究会をオンラインで開催(外部講師:平和酒造 柴田杜氏・中野BC・武田杜氏)
  • ・年末の蔵人座談会(蔵人忘年会)をオンラインで開催
令和4年
(2022年)
  • ・年末の蔵人座談会(蔵人忘年会)をハイブリッドで開催
  • ・第7回伏見酒造研究会をハイブリッドで開催(外部講師:竹泉 高橋杜氏)
令和5年
(2023年)
  • ・第8回伏見酒造研究会をリアル開催(外部講師無し)、蔵人BBQを再開
  • ・創立110周年を迎える。伏見醸友会110周年記念講演会・祝賀会を開催「世界に羽ばたけ、日本酒!」 伏見酒造組合110周年